「俺聞いたんやけどさぁ、関ジャニ∞さんも昔はこんな倉庫みたいな楽屋やったらしいで」彼ら、"Aぇ!groupって言いますねん"。
わたしにとって「僕らAぇ!groupって言いますねん」はお披露目舞台というより決起集会だった
— mik (@mik_mskd) 2019年4月14日
赤を担う彼は小柄ながらも圧倒的な存在感と表現力で、押しも押されもせぬセンターヴォーカル。
オレンジを担う彼はメンタル鋼のギャグマシーン、ながらにベースが難しすぎてキレちゃう努力家ベーシスト。
黄色を担う彼は異国情緒漂うどちゃくそ器用野郎で知名度も抜群、なんでもこなすしサックスも吹けちゃう。
緑を担う彼はひとり後輩の最年少ながらいちばんの高身長で、おにいちゃんたちへの辛辣なツッコミ冴え渡るドラマー。
青を担う彼はギターを愛し音楽を愛する、とにかくやさしい、やさしさで全てを包み込む包容力バツグンギタリスト。
紫を担う彼はおもしろバラエティ枠…と見せかけて実は足が2メートルある、真面目で努力家な愛されキーボーディスト。
横山裕にプロデュースされて関西から東京に、そして全国へ羽ばたくグループです!
…ってなんか聞いたことあるような。
あの、でも違うんです。
赤の人の武器はダンスだし、ちょっと最近まで松竹座にも立っていなかったし。オレンジの人は現役国公立大学生(経済学部)の偏差値65だし。黄色の人は英語喋れないし。緑の人は劇団四季上がりのエリートミュージカルダンサーだし。青の人はダンス苦手だし、女装ちょう似合わんし。紫の人はツッコミどころか世界観バリバリなんです。
彼ら、Aぇ!groupって言いますねん。
ご存知ない?
そんな彼らが横山裕にプロデュースされて、東京は新大久保のグローブ座にて単独公演を行うことになりました。
全13公演、うち3回は追加公演。追加公演のチケットは一般販売のみかつ平日発売の平日公演のみながらにして、開始5分も経たず売り切れ。
気合が入る初単独、初東京公演。
ざっくりしたあらすじとしては、プロデューサーの宮崎(横山)から番組の企画を任されることになったAぇ!groupの面々が、自分たちの個性を活かした企画を持ち込むために楽屋設定の舞台上であれでもないこれでもないと試行錯誤する、といったものです。
タップダンス、ギャグ、空耳英会話、謎名言、シュールマジック、ミュージカルにバンド演奏…
たくさんの案を出し実演するもしっくりくるものはなく、「やっぱりちがうなぁ」「俺たちには無理なんやろか」と悩むAぇ!group。
そこにプロデューサー宮崎が再度現れ、「あなたたちはなにもわかっていませんね」と。
正門くんは一歩下がってメンバーを支えていますよね。優しい性格が出ています。スタッフへの対応など自ら率先してやっていますね。本当に素晴らしいです。
あなたがいるから個性あるこのメンバーがまとまっているんだと思います。これからもまとめていってください。あなたがいれば絶対に大丈夫です。
ひとりひとりの経緯やアピールポイントを述べた上でこう締めくくります。
君たちは本当にいいグループですね、あっ間違えた、Aぇ! groupですね。
君たちは個性が揃ったAぇ! groupです。
君たちなら出来る。僕は信じてます。
あー、しあわせ。
Aぇ!groupが横山さんに愛してもらっていてしあわせ。
正門くんがこんなに良いAぇ!groupに加入できてしあわせ。
大好きな自担が、大好きな自グループにとって「あなたがいれば絶対に大丈夫」なんて評されているんです。
もうこんなの愛すしかないでしょ。
ジャニオタ人生、一連托生。
そのあと彼らは続けます。
でも僕たちだけではダメなんです。ここにいるみなさんともっともっと太い関係を築いていきたいです。
これから僕たちにはもっといろんな出来事が立ちはだかると思います。僕たちについてきてください。応援よろしくお願いします。
はぁ、ほんとにがんばるぞ。
おたく、ちからをあわせるぞ。
売れるからみんな頼んだぞと、そんな決意表明を受けて会場が無言で頷きました。
「僕らもめっちゃ頑張るけど、なによりファンの力が必要なんです」(超ニュアンス意訳)っつー挨拶をもらったので、たぶんAぇ担はかなり覚悟決めたし気合い入れ直しました。
わたしができることって、なにがあるかな。
要望を送ること、グッズを買うこと(グローブ座、まじでクリアファイル上限5枚で買う女しかいない)、買った雑誌のアンケを書くこと。
売れたいなら売れてほしい、売れさせたい。
6人全員のやりたいこと全部叶ってほしいし、全部叶えさせたい。
東京公演ということ、横山裕本格プロデュース舞台ということで、いつもよりかなり関係各社の方々が見学されてるよう。その旨のツイートが連日流れてきます。
わたしたちにできることってなんなんだろう。
だって、こんなにしあわせなんだもん。こちらから少しでも、しあわせを返したい。
そういった思いがさらに強まったこの公演は、わたしにとって間違いなくAぇ!groupとファンの決起集会でした。
「はぁ〜いつまでこんな倉庫みたいな楽屋やねん」
「まぁまぁ」
「関ジャニ∞さんも昔はこんな倉庫みたいな楽屋やったらしいで」
「ほんまなん!?」
「ほんまほんま」
「売れたいなぁ」
「売れたい」
この舞台は間違えなくフィクションで、彼らが発した言葉はセリフの一部なんだけど。
こんな風に日常の端々で「売れたい」なんて思っているのかな、なんて感じた冒頭のやりとり。
結成してまだ2ヶ月。
Aぇ!group、きっとここから始まるんだ。
そしてわたしはもっともっと、彼らまとめて愛おしくなるんだろうな。
「僕らAぇ!groupって言いますねん」
千秋楽は今日です。